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2023.11.06

肌質とエイジングケアを考慮した保湿クリームの使用方法

 

このコラムではエイジングケアに焦点を当てた保湿クリームの使用方法を、肌質別にご説明します。

 

1)普通肌の方向けの保湿クリームの適切な使い方

普通肌の方は、先ほど説明した通りの保湿クリームの使用方法が一般的に適しています。

ただし、乾燥しやすい冬季や年齢、肌状態に応じて、目元や口元など乾燥が気になる部位に追加で保湿クリームを塗布することも良い方法です。

 

その際、薬指を使用すると、力を掛けにくく、優しく塗布できます。

また、他のエイジングケア製品とのバランスを考慮して使用量を調整しましょう。

高い保湿効果を持つエイジングケア美容液を使用している場合、余分な保湿クリームは必要ありません。

 

夏季の肌乾燥対策には、化粧水や美容液だけでも十分です。

春や秋の肌乾燥対策は、肌状態に合わせて保湿クリームの使用を検討しましょう。

冬季の肌乾燥対策には、保湿クリームが有効です。

 

2)脂性肌の方向けの保湿クリームの使用方法

 脂性肌の方は、全体的に皮脂分泌が多い傾向があり、特にTゾーンでこの傾向が顕著です。

保湿クリームを使用する際には、Tゾーンには薄く塗るようにしましょう。

脂性肌の方は、夏季には保湿クリームの使用が必要ない場合が多いかもしれません。

ただし、見かけ上の脂性肌でも、実際にはインナードライ肌であることがあることに注意が必要です。

 

過剰な角質ケア、過度な皮脂除去、30代を過ぎてから脂性肌になった場合など、バリア機能が低下し、皮脂分泌が多い状態に見えることがあります。

この場合、実際には脂性肌ではないため、注意が必要です。」

 

3)乾燥肌の方向けの保湿クリームの使い方

乾燥肌の方が保湿クリームを使用する際に考慮すべきポイントです。

乾燥肌の方は、小じわやほうれい線などのしわが目立ちやすいことがあります。また、くすみや毛穴の悩み、肌の老化も乾燥肌からくることが多いです。

乾燥肌の方は、特に目元や口元などの乾燥が気になる部位に保湿クリームを重ねづけすることをお勧めします。

 

秋冬などの乾燥がひどい季節には、特に保湿クリームを十分に使用しましょう。

加えて、年齢を重ねると肌が乾燥肌の傾向になることが一般的です。そのため、普通肌の方であっても、40歳以上のエイジングケアを考える年齢に達したら、乾燥肌のように保湿クリームを使用することを検討しましょう。

 

また、インナードライ肌や敏感肌の場合も、乾燥が原因であることが多いため、保湿クリームの使用方法は乾燥肌の方と同じと考えてください。刺激の少ない保湿クリームを選び、肌への摩擦を避けるよう心掛けましょう。

 

4)混合肌の方向けの保湿クリームの使い方

混合肌の方は、皮脂分泌がTゾーンなどで多い傾向があります。そのため、Tゾーンには保湿クリームを薄く塗布し、Oゾーンや頬、口周りなど、乾燥しやすい部位には保湿クリームを重ねづけすることが適切です。

ただし、混合肌の方でも、脂性肌の場合と同様に、テカリの部分が実はインナードライ肌であることがあるため、乾燥肌の方と同じ使い方を検討することもあります。

 

5)エイジングケアを意識した保湿クリームの使用方法

エイジングケアを重要視する際には、肌の状態や季節に応じて、保湿クリームの使用量や塗布方法を調整することが肝要です。

前述の保湿クリームの基本的な使用方法をベースにし、使用量を調整してみてください。

保湿クリームを少なく使用しすぎるのも、逆に多く使用しすぎるのも、エイジングケアにとって好ましくありません。

使用量は個人差があり難しい部分ですが、1週間程度使用して肌の状態が向上する場合、その使用量を目安に調整しましょう。

肌が乾燥気味であれば使用量を増やし、ベタつきを感じる場合は少なくしましょう。